末期腎不全のため血液透析を行っている患者さんは、年々増加しています。
また最近、その予備群である慢性腎臓病(CKD)が注目され、腎疾患の診療の重要性が今までになく問われています。
慢性腎臓病は、心血管疾患や死亡のリスクとなる状態です。
当院において対象としている疾患は、原発性糸球体疾患(慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など)、続発性糸球体疾患(糖尿病性腎症、腎硬化症、ループス腎炎など)、
慢性腎臓病(CKD)や保存期慢性腎不全(血液透析などを行っていない段階の腎不全)などです。
併せて、糖尿病やメタボリック症候群、痛風などの代謝性疾患、高血圧症、腎病変を中心とした膠原病なども専門的に診療しています。
腎疾患の正確な診断のために、腎生検による組織診断を行い、詳細な病態の把握と治療方針の決定を行っています。
また、腎不全が進行し血液透析などが必要な場合は、近隣の病院との連携を行っています。
以下のような場合に腎臓内科の受診をお勧めいたします。